そろそろ初冬を迎えようとしている兵庫県東条湖で
2006年度NBCチャプター近畿ブロックチャンピオンシップが開催された。
このブロックチャンピオンシップは本年度で11回目の開催となり、
今季よりNBCチャプター近畿エリアの12チャプター+2陸釣りクラブの
合計14クラブの合同開催の形で初めて開催された。
各地区から年間上位の成績をおさめた強豪101名が集結し、
来春開催のジャパンスーパーバスクラシック2007への出場権と
今シーズンから導入された各クラブ対抗の団体戦(チャンピオンクラブカップ)の
優勝を目指し熱き戦いが始まった。
今年度は、開催地加東市の「東条湖物産フェア」の一環イベントととして
開催されており、例年のNBC大会とは一味も二味も違う雰囲気につつまれていた
選手達は数週間前よりプラクティスを重ね、トップ選手達が日本一のタフレイクと
唄うこの東条湖の攻略法を練りに練って当日を迎えたはずだったが、
100名を越える選手達のプレッシャーは想像を遥かに超え、時折激しく雨が
選手達の精神力を蝕んでいった。
本湖本命といわれた今大会であるが、朝一は渓谷筋にボートが並ぶ
意外な展開に季節外れのパターンの存在にも期待したが、
冬支度を始めた東条湖はそんなに甘くはなかった。
本湖サーフィンワンドや池跡ワンドで時折ロッドが曲がるシーンは見受けられたが
単発が多く厳しいウェイインが予想された中、
正午を過ぎる頃、続々と選手達が戻ってきた。
そして一番に検量会場へ帰ってきた選手がいた。
ウェイインバックの幅一杯に見えるかのビックバスを持って!1730gのプックリと
膨れたお腹を見せる50UPをチャプター西三重の谷口聡プロが持ち込んだ!
しかしこの時点ではまだ最初だった為に後続の選手をまった。
そして続々と選手達が検量会場へやってきて、複数匹のバスを持ち込む選手
そして500g前後のバスを3匹持ち込む選手と少ないながらも良型を
持ち込んできた。
そして、13:30より会場を「東条湖物産フェア」のメイン会場へ移し表彰式が
始まった。20位からコールされ、会場奥より安堵の顔を浮かべる選手達が
壇上へ登っていった。6位までの表彰が終了し、残すはお立ち台の5名のみ
微妙なウェイト差の中 自分の順位が見えない緊張感の中、
5位入賞を果たしたのは、チャプター兵庫の松村真樹プロ
そして同ウェイトながら第4位にマスターズ決勝戦でも入賞したチャプター京都の
村上明生プロ 3位には地元チャプター兵庫の梅田修司選手
惜しくも優勝には一歩手が届かなかったが 最遠地区のチャプター和歌山の
大江一仁選手
そして新体制で挑んだ2006年のチャンピオンは、
最初にウェイインをしたチャプター西三重の谷口聡プロが11代目近畿ブロック
チャンピオンに輝いた。
そして、最後に新競技として導入されたチャンピオンクラブカップを手にしたのは、
2位60ポイント以上の大差を着け
チャプター和歌山が初代チャンピオンクラブカップの栄冠を手にした。
来季2007年度は、舞台を兵庫県生野銀山湖に替え、
更なるフィッシングアスリート達の熱き戦いに期待し、そしてホストチャプター
チャプター北兵庫そして今季敗れた12クラブには
来季のチャンピオンクラブカップ奪還へ向けたそれぞれのチャプターでの
鍛錬でパワーアップした選手達を見れることも期待したい。
最後に、今大会に後援いただきました加東市の関係者の方々
そして地元東条湖観光BIGBITEの皆様、ご支援いただきました
多くの協賛企業の皆様、14ブロックからお集まり頂きました各チャプターの
運営役員の皆様に感謝の意を表します。
皆様とともに この日本最大規模のチャプターブロックをこれからも盛り上げたい
と思います。有難うございました。
(2006年ホストチャプター 大会委員長(チャプター兵庫会長) 村下泰健)